こんにちは!おひとり男子です。
今日は、【裁判傍聴】おひとり様女子と裁判【行こうよ裁判】ということでお話したいと思います。
みなさんは裁判の傍聴に行かれたことはあるでしょうか?
僕は十数年前からずっと行きたいなぁと思っていたのですが、最近ようやく行ってきました。
感想としては、【いこうよ裁判】ということ。
当ブログでは実際に傍聴した裁判の内容や個人を特定するような内容は書きませんが、1日で5件の事件について傍聴してきましたので、個人の日記として読んで頂ければ幸いです。
これから裁判に行こうと思っている人に向けても書いていきたいと思います。
脳内ずっとアトム法律事務所の声やったわ(笑)
裁判傍聴とは
法廷で行われる裁判の手続※は,原則としてだれでも見ること(傍聴)ができます。
※民事裁判では口頭弁論や判決の手続,刑事裁判では公判や判決の手続が公開されています。
傍聴するときに,裁判所に事前に申し込む必要はありませんが,傍聴希望者が多い場合には傍聴券交付手続が行われる場合もあります。
裁判所
裁判傍聴の意義
裁判の公開は憲法で保障されており原則として誰でも傍聴することができます。
裁判傍聴の意義としては以下の通りです。
- 司法の公正な運用
- 人権保障について考えるキッカケとなる
司法の公正な運用
裁判の傍聴は司法の監視という意味もあります。
裁判は密室で行われるものであり、そこで不正が行われないように監視するんですね。
もし仮に裁判が公開されていなければ、権力のある裁判官が独自で刑を判断し『アイツは死刑!』『こいつは許してあげよう。』みたいなことが起こっていまいます。
裁判傍聴にはちゃんと司法が運用されているかどうか見守る意味があるんですね。
人権保障について考えるキッカケとなる
裁判傍聴では普段出会えない人に出会えます。
出会えると言っても腰くらいの高さの柵の向こう側ですけどね。
裁判官・弁護士・検察官・原告・被告色んな人達です。
扱う事件は日常生活で起こる全てであり、自分の生活に繋がる裁判も多数公開されています。
裁判を傍聴することによって、人権保障について考えるキッカケになると思いますよ。
裁判用語の解説
裁判に関する用語を簡単に解説していきますね。
刑事事件
刑事事件とは一般市民(我々)が国家権力(警察や検察官)から捜査を受け、起訴された場合に裁判所で裁判をして判決が下されるという事件です。
殺人や窃盗・違法薬物など色々な事件がありますね。
初めに裁判傍聴に行くなら刑事事件がおススメです。
ライブドア事件(ホリエモン)の初公判の傍聴抽選は約33倍やったらしいで
民事事件
民事事件とは私人と私人または、私人と企業との間に起こった紛争(争い)で、損害賠償請求などを求めて裁判が行われます。
労働に関連することや居住に関することなど色々な事件がありますね。
ちなみに不倫に対する慰謝料請求も民事事件として裁判されています。
個人間のやり取りで揉めてしまって、裁判所に上がれば全部事件になるねん
あと、家事事件(家庭や親族)や少年事件については家庭裁判所で事件が取り扱われます。
家庭裁判所や簡易裁判所で扱う非公開の事件は傍聴できひんで
原告・被告
民事裁判では裁判を起こした人を原告呼びます。 裁判を起こされた方は被告ですね。
一方、刑事裁判では、裁判を起こす(起訴する)人を検察官、訴えられた(起訴された)人を被告人と呼びます。
裁判傍聴へ行く際に知っておいてお得なことは、傍聴席に座って左側に原告・検察官が位置し、右側に被告人が位置します。裁判では色んな言葉が飛び交って分からないこともあるかもしれませんが、どっちにどっちが座って話をしているのか知っておくと流れが分かりやすくなりますよ。
甲号証・乙号証
裁判に行くと甲号証(こうごうしょう)・乙号証(おつごうしょう)なんて言葉が出てきます。
家の契約や保険の契約で出てくる甲乙ですね。
裁判では原告側・検察側から提出された証拠書類には甲号証が、被告人から提出された供述調書等には乙号証が当てが割れます。
裁判にもよりますが、30センチくらいのファイリングされた分厚い資料を広げ証拠や意見を出し合います。
ペーパーレスの世界からは程遠い世界やなぁ
裁判官は両方側から提出された証拠や意見を元に判決を下していくんですね。
代理人
民事裁判では原告被告共に裁判に来ず、代理人同士で争っていることが多くあります。
刑事裁判や民事裁判で出てくる代理人は弁護士しかいません。
机に六法全書を立てて争う姿勢を見せている弁護士がほとんどでしたね。
ヒートアップしすぎて裁判官になだめられてた弁護士もおったで
裁判傍聴のやり方
裁判傍聴のやり方というか流れを簡単に解説していきます。
- 裁判が行われている裁判所の住所を調べる
- 裁判所に入る(手荷物検査あり)
- 受付の人に開廷表の場所を聞く。
- 開廷表の中から傍聴したい裁判の時間と部屋番号をメモする。
- 部屋に入って裁判を傍聴する。
裁判が行われている裁判所の住所を調べる
まず、裁判を傍聴する為には裁判が開かれている裁判所の位置を知る必要があります。
こちら↑の裁判所のページより最寄りの裁判所の位置をご確認ください。
裁判が行われているのは平日のみです。
時間は10時頃から正午頃・13時頃から17時頃です。
裁判所は大きい街にあることが多いからお昼ご飯のチョイスも充実してるで
人気というか注目が集まっている裁判は傍聴券交付手続と言って抽選形式になっていて、当たらないと裁判を傍聴することはできません。
傍聴券交付手続きにつきましても以上の裁判所のページより確認いただけます。
分からないことがあれば見学や傍聴の専用ダイヤルもありますので電話で聞いてみるといいですね。
裁判所に入る(手荷物検査あり)
裁判所の中に入る時には手荷物検査があります。
危険なものを持ち込まないようにする為ですね。
ちなみに裁判が開廷されている部屋でのスマホの操作は禁止です。
受付の人に開廷表の場所を聞く。
手荷物検査が終わってすぐに受付の人がいるので、裁判開廷表はどこにありますか?と聞くとスムーズに裁判傍聴に望めます。
イオンモールなどにいるアナウンスお姉さんと同じような感じで分からないことがあれば何でも聞いてOKです。
開廷表の中から傍聴したい裁判の時間と部屋番号をメモする。
裁判の予定が書かれている開廷表には、事件名・被告人名・法廷の番号・審理の段階等が記載されています。
審理の段階は新件・審理(弁論)・判決の3つがあって、初めから詳しく裁判を傍聴したい場合は新件、証人尋問等の証拠調べを傍聴したい場合は弁論、判決を傍聴したい場合は判決を選ぶようにします。
開廷表の1ページの上に裁判が改定される部屋番号の記載がありますのでメモしておくとスムーズに部屋まで行くことができます。
裁判所って結構広いからなあ
うろちょろしてたら100%迷うわ(笑)
部屋に入って裁判を傍聴する。
開廷中のランプが点灯していればいつでも出入り自由です。
各部屋には小窓がついていて中の様子を覗けるようになっていますので確認してから入るのもアリですね。
部屋の中でやってはいけないことをいくつか挙げておきます。
- 大声でしゃべる
- 騒ぐ
- 裁判に物申す
- 立ち見
- スマホの操作(マナーモード必須)
- 柵越え
- いちゃいちゃ
- 応援
普通に傍聴していれば問題ありません。
朝ごはん食べて行った方がええで
お腹グーグー鳴って恥ずかしい思いしたから(笑)
目の前のカップルがちょっとだけいちゃついたなぁ
メモはOKやで
勉強で傍聴しに来てる学生の子も多かったわ
裁判傍聴のすゝめ
傍聴する裁判にもよりますが、人生勉強になることは必至です。
初めは好奇心とか興味で傍聴に行く人がほとんどだと思うんですが、入口としては大正解だと思います。
感じることや考えることは人それぞれですし、正解も不正解もないんですけどね。
一つ言えるのは裁判官も人間だし、検察官や原告被告も全員人間です。様々な事情で裁判をすることになった方達ですし、傍聴席にはその方々の家族や親戚の方も座っています。
中には重い裁判もあります。
そこにはドラマや映画ではないリアルがそのまま映し出されているんですね。
超個人的な話なんですが、午前と午後両方傍聴される方はお昼ご飯に大衆食堂をおススメします。
影響を受けやすかったり、考え事で頭がいっぱいになっちゃう人は人間味あふれる大衆食堂が中和してくれます。
みんな色々あるけど生きてるんやなぁって実感できるで
スシロー迷惑動画事件
同年3月22日に、運営会社のあきんどスシローが当事者に対して約6700万円の損害賠償を求める裁判を大阪地方裁判所に起こしたことが、同年6月に報じられた[16]。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%B7%E3%83%AD%E3%83%BC%E8%BF%B7%E6%83%91%E5%8B%95%E7%94%BB%E4%BA%8B%E4%BB%B6
色々調べてみると今回は刑事事件と民事事件の両方で争うみたいですね。
民事事件がメインとなると思われますが、原告被告とも出廷する可能性は低く、書面でのやりとりがずっと続いていくのではないかと考えています。
弁護人同士の争いで最終的には和解になるんじゃないかな
落としどころがあればいいねんけどなぁ
スシローペロペロ事件の裁判は傍聴できるで~
最後に
ちょっと裁判にハマりそうっていうのが個人的な感想です。
映画をDVDで見るより映画館で観た方が臨場感を味わえると同じように、裁判所という空間に集められた人間模様はその現場でしか味わうことができません。
原告側の代理人が声を荒げて裁判官になだめられる場面とかなかなか見れないですからね。
当ブログはおひとり様女子の生態を覗き見るブログですが、その参考資料として裁判所もどんどん活用していこうと思います。
また裁判傍聴へ行った際は報告していきますね。
ではまた!
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